2025.09.05
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関市下有知地区でフィールドワークを実施 —地域課題解決のための活動を提案—
人間福祉学部 佐甲ゼミ(人間福祉専門演習Ⅰ)では、5月30日(土)に関市下有知地区において、ゼミ生が地域に出向き、地域の実情や現状に触れるためフィールドワークを行いました。下有知地域では、少子高齢化、若者の流出、町内会の加入率の低下、自家用車がなければ買い物など外出が困難であることなどの課題がある一方で、自然環境や歴史的にも豊かな地域であり、市役所や大規模病院や幹線道路と隣接し、お祭りや地域交流イベントなどに多世代の住民が参加していることなどの地域特性を把握しました。そのうえで、ゼミとして「地域住民のつながりづくり」を解決すべき地域課題と考え、学生の視点から下有知地域の特性についてSWOT分析など行い、その解決策を学生一人ひとり考えました。そして。7月10日(木)には、支部社協の役員へのプレゼンテーション会を開催しました。
学生からは、「「まちの縁日」、「ふれあいカフェ」など 世代間交流イベントの開催」「地域SNS・広報を活用した情報発信」「見守りボランティア制度の創設」「ハンドメイド雑貨を販売する持ち寄った地域の小さなグリーンマーケットの開催」「住民が集まる機会づくりとして、ワークショップ・教室(料理、手芸・クラフト、健康・体操教室)の開催」などの提案がなされました。
支部社協の役員の方からは「学生の皆さんの取り組みに、私たち地域側も大きな刺激と希望を感じています。大学と地域、若者と高齢者、外からの視点と内からの知恵。そうしたさまざまな力を合わせることで、下有知がさらに安心して暮らせるまちにできたらいいと考えています。」とのお声をいただきました。


