大藪元康

大藪 元康(おおやぶ もとやす)

プロフィール

大藪 元康
  • 学位:社会福祉学修士
  • 担当授業:ソーシャルワーク演習、ソーシャルワーク実習、キャリア形成論Ⅰ
  • 資格:社会福祉士
  • 趣味・特徴:新しいことを知ることが楽しみ。インターネットは、早い時期からアクセスしていました。最近は、AIの変化を知るのが楽しみです。イラストが必要な時は、AIに描いてもらっています。

1.研究テーマ 社会福祉行財政

ChatGPTで「ジブリ風のイラスト」にした私 ChatGPTで「ジブリ風のイラスト」にした私です

大学生だったとき、まだ社会福祉は,措置制度でした。当時は、社会福祉制度について、財政、経営といったお金の面から論じることはあまりありませんでした。そのような時代に、社会福祉行財政の視点で研究している先生と出会い、よりよい支援を行うためには、「お金」が必要であるという考え方を知ったところからはじまります。

あれから30年。基礎構造改革があり、社会福祉サービスに営利企業が参入しました。介護保険制度では「コムスン事件」もありました。障害者自立支援法から障害者総合支援法へと移ってきましたが、営利を追求するあまり、利用者の利益がないがしろにされることも起こっています。お金は必要ですが、利用者のためのサービスを提供するには、専門職には高い倫理観が必要であると感じています。

「社会的弱者」と見なされる人を「助けてあげる」。そのような時代から、すべての人が「支え、支えられる」時代になりました。welfareからwell-beingへ。では、well-beingとはどうすれば実現できるのか、それがいまの研究テーマです。

2.授業づくりで大事にしていること

高校で行った国試対策講座 高校で行った国試対策講座

講義では、いま、現場で起こっていることをなるべく取り入れるようにしています。しかし、わかりやすく伝えようとすると、時間がかかってしまい、授業のフィードバックなどの時間が取れなくなってしまっています。ぜひ、復習をして自らの学びを深めてもらいたいと思っています。

演習の授業では、前提となる知識・理論を重視しています。演習を行う上で、理論がなければ意味がないと思っています。

実習は「出会い」だと思います。指導者からの言葉、利用者との関わりすべてが学びとなります。そのために大学で実習指導の授業が行われていると考えています。

3.学生からみた先生(2023年度入学生 泉青空さん)

先生は、優しく真面目な人柄が印象的です。学生ともよく話をしてくれ、難しいテーマでも一緒に考えながら理解を深めていきます。時には少し難しいクイズのような問いを出してくれることもあり、学生が自分で考えることを大切にしている先生です。学生一人ひとりの状況にも理解を示し、誰かに対しても丁寧に向き合ってくれる温かい先生で、安心して話せる雰囲気があります。学生の小さな疑問にも耳を傾けてくれる先生です。

4.学生時代はどんな人だったか・思い出

大学1年生のとき同じ演習クラスだった人から誘われて、キャンプを通じて、障害のある子どもがいろいろな経験をする、障害のある子どもとない子どもがいっしょにすごす、不登校の子どもたちが交流する、という取り組みに関わっていました。いまではめずらしくないですが、かつてはあまりなかったものです。社会福祉は、「社会のしくみ」を充実させることが大切だ、と考えている中、人との関わりもまた大切であることを感じることができる経験でした。継続的なグループでの活動もいいですが、夏の2泊3日、ふだんの暮らしから離れて、そのときだけのメンバーで活動する。その特別な時間は、参加する子どもだけでなく、ボランティアとして参加する学生も変わっていく、そんな取り組みでした。

5.学生に期待すること

社会福祉分野の仕事をする上で、困っている人を助けてあげたい、という気持ちは大切です。それに加えて、「社会」の視点を持ってもらいたいと思います。一人ひとりの困りことを解決するためにどのようなつながりが必要か考えてもらいたいと思います。