名倉弘美
名倉 弘美(なぐら ひろみ)
プロフィール
- 学位:社会福祉学 修士
- 職名:准教授
- 担当授業:「こころとからだのしくみ」「介護総合演習」「生活支援技術Ⅲ」「人間福祉基礎演習」「人間福祉専門演習」「介護福祉士国家試験対策」「医療的ケア」
- 職歴:総合病院、保健所、居宅介護支援事業所、看護専門学校・大学を経て現職。看護師・介護支援専門員
- 特徴:岐阜の田舎で育ち、現在は岐阜市街地で生活
- 趣味:旅と温泉巡り
1.研究テーマ(介護福祉 高齢者介護 認知症ケア)
高齢者介護、とりわけ近年急増している認知症高齢者とのコミュニケーションに関する研究に取り組んでいます。認知症の方と良好な関係を築くためには、相手の尊厳を守りつつ、どのような関わり方が望ましいのかを深く探求したいと考えています。
このテーマに強く関心を持つようになったきっかけは、介護支援専門員として働いていた頃、日々の支援の中で認知症の方の“リアル”を間近で見たことでした。困惑や不安を抱えながらも懸命に生活している姿に触れ、「もっと良い支援の方法があるはずだ」と強く感じました。
医療・介護の両現場を経験する中で、介護実践の現状や多職種との連携、地域共生、介護保険制度のあり方など、利用者を取り巻く環境も複雑化していると実感しました。だからこそ、利用者一人ひとりの尊厳や願いを大切にし、日常の小さな変化にも丁寧に寄り添えるケアを追究していきたいと思っています。
2.授業づくりで大事にしていること
授業では「わかるまで寄り添う」ことを大切にしています。重要なポイントは繰り返し確認し、学生が自分の言葉で説明できる状態を目指します。また、知識として学ぶだけでなく、体験を通して理解を深めることを重視しています。例えば、講義であっても食べることの体験を取り入れ、飲み込みや食べ方を“身体で感じる”学びを実践しています。演習では主体的に考え、話し合い、気づきを得られる環境づくりに努めています。
3.学生からみた先生(2023年度生 鈴木大翔さん)
ゼミ活動で金華山登山
名倉先生の授業は、学生が理解できるまで丁寧に教えてくださるのが印象的です。わからないことがあれば、何度でもわかるまで説明してくださるため、安心して学ぶことができます。私は入学当初、介護の知識がほとんどありませんでしたが、名倉先生の講義や演習を通して介護についてより興味を持つことができ、少しずつ理解を深めることができました。学生一人一人に寄り添いながら指導してくださる先生だと感じています。
4.学生時代のエピソード
「人の役に立ちたい」という思いから看護師を志しました。学生時代は、実習や勉強に追われながらも、仲間と過ごす青春の時間を楽しむことができました。実習では患者さんとの関わりを通して多くを学び、看護の奥深さに強く惹かれていきました。特に印象に残っているのは、腎機能が低下し透析治療を受けていた患者さんを受け持った実習です。ケアの方法や必要な知識を必死に学び、その経験や知識は今でも鮮明に残っています。患者さんからの感謝の言葉や笑顔は大きな励みとなり、理想のケアを模索するきっかけにもなりました。実習での経験や、仲間と励まし合いながら学んだ日々は、現在の私の原点となっています。
5.学生に期待すること
忍野より仰ぐ富士山
今は明確な将来像がなくても、立派な大人になりたい、人の役に立ちたい、平和に暮らしたいというような漠然とした思いがあるはずです。その気持ちをどうか大切にしてください。これから自分に合う道を見いだし、仲間と支え合いながら成長できる学生生活をつくっていきましょう。