兼松博之
兼松 博之(かねまつ ひろゆき)
プロフィール
- 学位:社会福祉学士、修士(医療・福祉マネジメント専攻)
- 職名:講師
- 担当授業:ソーシャルワークの基盤と専門職、ソーシャルワーク演習、ソーシャルワーク実習指導、人間福祉基礎演習・専門演習
- 職歴:障害者支援施設「羽島学園」、岐阜羽島ボランティア協会を経て、現職。
- 資格:社会福祉士
- 「大丈夫、みんなで頑張ろう」これが私の口癖で、学生からもよくそう言われます。
最近の楽しみは、畑仕事と古民家のリフォーム。毎朝、挽きたてのコーヒーを淹れる瞬間が、私にとって何よりの至福の時となっています。
1.研究テーマ『障害者家族の支援』
私は教員になる前、障害者入所施設で30年余り間勤務していました。その間、障害のあるお子さんを持つ親さんから、「どれほど苦労してわが子を育ててきたか」「将来にどれほどの不安を抱えているか」など、切実な思いを伺ってきました。
障害のある人たちはもちろんですが、その親やきょうだいもまた、幸せに生きていく権利があります。「どうすればみんなが幸せに生きていけるのか」を改めて問い直したいと考えたことが、50歳を過ぎて大学院へ進むきっかけでした。
大学院では、障害福祉のみならず、医療、介護、地域福祉など、多様な分野で活躍する方々と共に学び、このテーマを追究したいという気持ちをより一層強くしました。現在は、たくさんの親さんたちや障害者福祉にかかわる人たちの協力を得ながら、「障害者家族の支援」について研究を続けています。
2.授業で大切にしていること
「福祉を好きになってほしい!」そんな思いで、毎日授業をしています。多くの学生が福祉の仕事に就いてくれたら嬉しいですが、別の道に進んだとしても、本学で学ぶ「ウェルビーイング」は、卒業後の人生を必ず豊かにしてくれるはずです。
私は長年、障害福祉施設や相談業務に携わってきました。授業ではその経験を活かし、現場のリアルを織り交ぜた話をすることが多いです。また、学生たちには、ぜひ福祉の現場を肌で感じてほしいと考えており、施設見学やイベント案内などの情報提供も積極的に行っています。
3.学生から見た先生
2025年度生 細野悠菜さん
先生の講義は、私にとっては安らぎの時間でした!先生の温かい雰囲気いっぱいの中で、事例や先生の実体験を交えながら展開していくため、落ち着いた環境で新たな学びを得ることができました。特に、講義の始めにある先生の最近の出来事のコーナーは、すごく楽しかったです。「畑で孫がスイカを食べた後、こぼれた種からスイカができた」とか、「古民家リフォームしている」とか、先生の意外な一面が知れて新鮮でした。ゼミでは、個別に進路や私生活のサポートをしてくださったり、レクリエーションの打ち上げでピザを買ってきてくださったり、学生一人ひとりに寄り添ったゼミを作ってくださいました。一年生でまだ不安なこともたくさんあったけれど、先生のおかげで、無事過ごすことができました。
2025年度生 浅野慣汰さん
ゼミは、和やかな雰囲気でとても過ごしやすい環境だった。また、先生と学生が一対一で話せる機会を設けて下さり、不安なことや困ったことがあっても相談しやすい環境で、とてもありがたかったし、安心して1年間を過ごすことができた。また、レクリエーションなどを通して学生同士や、先生などとコミュニケーションが取れたし、楽しく過ごせてとても良かった。
また、先生の講義で、ソーシャルワークについて興味が持てたし、実際に医療ソーシャルワーカーの方をお呼びして話を聴くことができて、先生のおかげで、社会福祉士を目指す自分にとって、とても深い学びをすることができた。
2025年度生 五島杏梨さん
先生と雑談を交えながら、ゼミの仲間や先生と色々なことを語り合うことができて、とても充実した時間でした。将来の仕事、進路についても個人で面談をして、どの道がよいのかを丁寧にアドバイスをしてくださり、どう勉強していくかを考えることができたのでありがたかったです。ゼミ対抗のレクリエーションは勝てなかったけど、「頑張った!」ということでお祝いしてくださったこと、本当にうれしかったです。素敵なゼミをありがとうございました。
4.学生時代の私
18~20歳くらいまでの私は、至る所でつまずきを感じ、何度も大学(福祉の勉強)をやめようと思いました。それでも学生生活を続けられたのは、周囲の仲間たちの存在があったからです。説教や説得をするのではなく、ただ話を聞いてくれる。そんな仲間がいる環境が、とてもありがたく、彼らとの関係は今でも続いています。
当時の私は、勉強に熱心でも、サークル活動に励むわけでもありませんでしたが、障害児のキャンプの手伝いなど、ボランティア活動には積極的に参加していました。そこで出会った子どもたちや障害のある人たち、そしてご家族や支援者の皆さんとの交流が、私の人生に大きな影響を与えてくれたと感じています。
5.学生の皆さんに期待すること
今しか出来ないことがあります。うまくいったことだけでなく、失敗して悩むことも後々の人生の大きな財産になります。失敗を怖がらずに、色々なことに挑戦してほしいと思います。
不安なことが多いと思いますが、決して一人ではありません。大丈夫。みんなで頑張れば、きっと明日が見えてきます。