藤岡孝志

藤岡 孝志(ふじおか たかし)

プロフィール

藤岡 孝志
  • 学位:博士(人間学)
  • 担当授業:
    人間福祉学部「社会福祉原論Ⅰ・Ⅱ」「社会心理学(支援者支援を中心にして)」「人間福祉専門演習Ⅰ(通年)」「人間福祉研究(通年)」
    大学院:修士課程「人間福祉学総合研究(分担)」「人間福祉学研究ⅠA・ⅠB」「人間福祉学研究ⅡA・ⅡB」「人間福祉学特講ⅡA(社会福祉実践研究)」「特別研究指導ⅠA・ⅠB」「特別研究指導ⅡA・ⅡB」
    大学院:博士課程(後期)「人間福祉学特殊研究ⅠA(分担)」「人間福祉学特殊研究ⅠA・ⅠB」「人間福祉学特殊研究ⅡA・ⅡB」「人間福祉学特殊研究ⅢA・ⅢB」
  • 職歴:日本社会事業大学社会福祉学部教授・大学院教授・学長室室長(学長)補佐を経て現職。臨床心理士、公認心理師。
  • 特徴:長良川の散策や岐阜城などお城巡りなど、散歩が好きです。日本酒もたしなみ、岐阜のお酒にはかなり詳しくなりました。語りが大好きですが、「語る自由もあるけれど、語らない自由もある」が信条で、「語りの場を保障する」ゼミの空間づくりを心がけています。
  • 趣味:海釣り、川釣り、フライフィッシング、フライ作成、絵画(油絵、水墨画、水彩画、漫画等)、ミュージカル観劇、美術館巡り、金継ぎ、壊れた物の修復(傘等)、筋トレ、散歩、などなど。

1.研究テーマ「支援者支援学」

子ども虐待、不登校、いじめ、発達障害、非行、国際比較と多様な領域を通して、子ども家庭福祉について考え、実践をしてきました。また、共感疲労、心的外傷後成長、感情労働、バーンアウト等、支援者への支援についても実践と研究を行なってきました。子ども(親)支援の安定した質の保持のためには、支援者自身が傷つき等から回復し、安定した存在性を保つことが求められています。これらを踏まえた支援者支援学の構築に取り組んでいます。

最近では、①支援者の状態を把握して支援に生かす「支援者支援自己チェック(共感疲労尺度、共感満足尺度、支援者支援項目21)」の開発、②施設や機関での語りの場を保障し、子どもや家族、職員の関係形成や支援者支援に生かす「レジデンシャル・マップ」の構築と実践、③社会福祉の仕事をしているからこそ感じる人生の意味や自分の歴史を整理し、さらなる支援や養育に生かす「人生脚本と養育観・支援観」の開拓・精緻化に取り組んでいます。

2.授業で大事にしていること

授業で大事にしているのは、ゼミでも講義でもお一人おひとりの学生の思い、考えをおもんばかりながら話す、あるいは聴くということです。講義では、授業の最後にリアクションペーパーをお一人おひとりから手渡しでいただいています。そのたびに、学生に合わせた声掛けをしています。「お疲れさまでした」の声が学生の心に届くように心がけています。また、講義でもゼミでも、「ライブ感」を大事にしています。「今」、自分が感じていること、考えていることに乗せながら、語るべき内容を言葉にしています。

3.学生からみた先生(2022年度生 岩井崇紘さん)

藤岡先生は、いつでも冷静沈着で、感情に左右される事なく丁寧に指導してくださる先生です。また、学生の意見などを汲み取ってゼミ内容に反映し、改善に改善を重ねてくださる学生思いの先生でもあります。一生懸命な学生を支えてくださる素敵な先生だと思います。ぜひご指導を仰いでみてください。

4.私の学生時代

私の学生の頃は、とにかく週末は、障害児者とのボランティア活動の時間を過ごしました。学部生時代は、ボランティア活動三昧でした。ここで、人生で大事なことを多く学びました。また、大学に入った時から、大学院進学を決めていたので、本はとにかくよく読みました。同級生のなかにすごい読書家がいて、その人と読書量を競い合っていました。そして、様々なテーマについてよく同級生や先輩、先生方と議論をしました。ボランティアなどの実践が学問的に裏付けられていく喜びは、新鮮な感覚がある学生の時ならではのものではなかったかと思います。活動や実践あってこその学問です。今でもボランティア活動の時のことや議論した時のことをよく覚えています。

5.学生に期待すること

常に、「今から」が始まりです。学問は、おもしろいです。自分の頭で考えることが、今ますます大事になっています。書くことも、とにかく、自分で考えて、一から終わりまで書くことです。何かに頼る癖をつけてしまったら、一生後悔するでしょう。自分なりの言葉を一から紡ぐことは、極めて人間的な行為です。

そして、書くためには、「思考力」と「語彙力」が必要になります。読む過程を楽しむことで、自然と頭は鍛えられ、使える言葉が増え、自分にしか使えない言葉がどんどん見つかってきます。論理的な思考力も、何かに頼ってできるものではありません。自分で苦しみながら、本を読んだり、様々な方と議論をして獲得するしかありません。

「楽な道」と「苦労する道」があったら、あえて、「苦労する道」を選ぶことの大事さがますます「人間」であり続けるために求められる時代がきています。便利さ、簡便さにあふれる時代が果たして豊かでしょうか。時間をかけて、面倒なことをあえてやっていくことによってしか獲得できないことや喜びがあります。

素敵な緑に囲まれたキャンパスで皆様をお待ちしています。

人間福祉学科 藤岡ゼミ(2025年度卒業生) 人間福祉学科 藤岡ゼミ(2025年度卒業生)
白板に書いたゼミ生の卒業論文のテーマ ゼミの時間にゼミ生の卒業論文のテーマを白板に書きました。教員の研究テーマも入れています。真ん中に描いているマンガは、教員が小学生の頃描いていたオリジナルキャラクターの三明十志郎です。