【2019年9月26日】
現代社会における“こころ”と“からだ”の健康のために、スポーツの果たす役割は計り知れないほど大きいものとなっています。また、人生をより豊かにし、充実したものとする上でも、必要不可欠なものとなっています。このため、生涯にわたって“いつでも”、“どこでも”、“気軽に”スポーツに親しむことのできる環境づくりを進めることは、極めて重要な意義を有しています。
人々の価値観やライフスタイルの多様化により、スポーツに対するニーズも多様化しており、これからのスポーツは、世代や競技レベル、競技種目を超えたスポーツ交流を通じて、多様な人々・団体等との連携を深めていくことが期待されると同時に、スポーツを通して、教育、健康、福祉、まちづくり分野への波及的な効果も期待され、地域活性化に大きく貢献していくことが求められています。
スポーツと大学は、ともに、学生を大きく成長させ、社会で活躍する人材を育成する力、地域の活性化に貢献できる力を持っています。また、学生や指導者、研究者、施設等のスポーツ資源を持つ大学は、スポーツの多面的な価値を発揮できる絶好の場所であり、スポーツと大学が有機的に連携することにより、スポーツが持つ価値を最大限に発揮し、地域社会の課題の解決に大きな役割を果たすことができます。
このような環境の中で、本学は、地域の皆様と連携し、地域社会の発展のために、地域の拠点大学としての役割を果たしています。そして、本学には、地域の教育研究の拠点としての知的資源はもとより、優れた競技能力を持つアスリートや優秀な指導者等の貴重な人材を有しており、スポーツ面でも地域社会に貢献できると考えています。
そこで、本学は、建学の精神のもと、スポーツを通じた豊かな社会の実現のために、本学の資源を活用したスポーツに関する活動を進めながら、この地域を支えていく人材やこの地域から世界で活躍できる人材など、人づくりを通して地域社会により一層貢献していくことを目的に、本学を拠点とした総合型地域スポーツクラブ「中部学院大学スポーツカレッジ」を設立します。
2019年9月26日
中部学院大学地域スポーツクラブ設立準備委員会
委員長 松岡 敏男